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『とことこ』
「ナイトのくせに、今の克樹の言葉…どうよ玖音君」
『カタンッ』
「サイテーだね!他の男子生徒と、考えていることがまるで同じだよ」
今度は玖音の隣に来た咲真は、克樹を見ながら玖音に話し掛け、玖音も克樹を見ながら咲真に答えるのだった。
「男子校だからって女に飢えてるんだね…きっと…」
「そうだね。いっそホモにでも成ればいい」
「好都合なことに、この学園は男子校だから男がたくさんいるし、克樹は襲い放題だろうね咲真ちゃん」
「うん!」
そんな克樹を見て玖音は、ニヤリと笑みを浮かべて言った。
うわっ…言いたい放題…
咲真と玖音の会話を聞いている克樹は内心そう思う。
「克樹は攻めって言うより、女装してるから案外襲われる方かもね」
「ふーん……受けかぁ…玖音君、もし克樹がそうなったら近づかない方がいいよね?」
「そうだよ。僕達とは違う世界の住人だ」
口々に咲真と玖音は話していた。
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