三百人委員会

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 三百人委員会はその名の通り、わずか300人のメンバーによる世界支配を目指しているといわれる秘密結社だ。    英国情報部MI6の元局員だったと自称するジョン・コールマンなる人物によれば、三百人委員会のルーツは東インド会社にあるといわれている。 そもそも東インド会社というのは、イギリスがインド南部に建てた物産会社だ。以後、東インド会社はインドの物産を独占した。 現在はイルミナティの中心を補っているとう。またその一方で、ロスチャイルド財閥の膨大な資産を政治的に利用するために作られた組織だ、という説もある。   いずれにせよ、この秘密結社の背後にあるのはいわゆる陰謀史観であり、彼らは新世界秩序の構築と、自らが統治・支配するワン・ワールド政府の設立を目指しているというのが一般的な説なのだ。    ポイントは、その主体がイギリスにあるという点だ。通常、世界支配をもくろむ秘密結社の拠点はアメリカに置かれることが多い。また、それを主導するのもアメリカ政府とされる。しかし三百人委員会の主体はあくまでもイギリスであり、あくまでもイギリスによる世界支配の構図がメインなのである。   そのコールマンの話によれば、三百人委員会の長は英国女王エリザベス2世だというが真相は不明だ。そして、三百人委員会のその実態についてはコールマンの主張のほか、これといった説明はなされていない。そのため、いまだ多くの謎に包まれた秘密結社である。  
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