はじめに

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 秘密結社は歴史の中で謎とされてきた存在だが、時として見事に、そして劇的にその姿を現すことがある。 フランス革命、アメリカ独立宣言、明治維新…、挙げればきりがないが、変革の時代はいつだって秘密結社によってもたらされたのではないかと思えるほどだ。  では、姿を現してしまえば「秘密」ではないのでは、というとそうでもない。ある種の秘密は今をもって固く守られつづけている。    その秘密とは何か? 人員、活動目的、儀式などはそれぞれの結社で異なる。 さらに、宗教、政治、犯罪行為などの活動目的によって結社の思想もまたさまざまだ。また、秘密を守るために仲間同士でしかわからない暗号があるのも事実。   だが、最大のミステリーは秘密結社を、いや人間を行動に駆り立て、結社の思想に突き動かす力の存在である。    そこで当小説では、世界に数知れず存在する秘密結社を紹介していく他、結社が関わったであろう歴史的な事柄や事件、陰謀を暴いていきます。  尚、当小説で書かれた見解は個人的に調べた結果です。すべてが正しく、事実とは限りません。ですが秘密結社という存在は明らかな事実なのです。    今もなお、結社の数々は世界各地で暗躍しています。案外わたしたちの近くでも活動しているかもしれません…。 そして、自分自身の近くにも「秘密結社」の一員が居るかも…。
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