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「うわぁ…見てよ。星が綺麗…」
思わず声を上げるジュリア。空気の澄んだ夜空に星々が輝いている。
「星が掴めそうだよ…ってか」
「何それ?」
眼下にキャンプファイヤーが見える。バカ騒ぎする連中も。
ジュリアは溜め息をついた。
「はーぁ…ああいう奴ら、苦手。静かに楽しんでる人達もいるのにさ」
空になったコーラの缶をそちらに向けて投げ捨てる。それは連中に当たることなく地面に落ちた。
「人それぞれ、テンションの上げ方があんだって」
サンドイッチを頬張りながらエリックは言う。
「まず食えよ。腹減ってっから腹立つんだよ」
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