741人が本棚に入れています
本棚に追加
「二つ目はここ。商店街から更に南に行くと、丘の上に高級住宅街がある。昨日少し荒らしちまったが、まだまだ金銀宝石の類はゴロゴロしてるはずだ」
そしてもうひとつ、その二つから大分離れた場所のマーカーが指される。
「そしてここ…林を抜け川を越え、辿り着く場所は…」
「場所は?」
「ダムと、浄水場だ」
一瞬ざわつくメンバー達。
「ダムはともかく、浄水施設が使えるかどうか、調べてもらいたい。ここにはコビィ他、エンジニア系の奴らに行ってもらう予定だ」
コビィが小さくうなずく。
「行くのはいいけどさ、俺浄水施設とか分かんないよ?」
「とりあえず発電機が動くかどうか見てくれるだけでも良い。あとは中央から専門家を連れてくるさ」
最初のコメントを投稿しよう!