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「でも…何で浄水場なんて行くんだよ?」
「施設が使えるようなら、そんとき教えてやるぜ。俺の野望をな!」
納得いかないエリックをよそに、サイモンは続ける。
「そして、それぞれの仕事が済んだら、ここに集合だ」
地図の真ん中、ウェンディヒルの中心にマーカーが付けられる。
「そこは?」
「大型の…ショッピング・モール!!」
口笛と歓声が上がる。
「こんな田舎に、大型のモールかよ…」
「ああ。もともとこの街は、金持ち連中向けに開発されてたんだ。このモールも街の売りの一つでな、超有名な高級店がズラリと並んでるらしい」
「豊かな自然、のどかな風景、そしてすぐ近くには高級ショップか。…こういう場所に住みたいもんだな」
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