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視線に気付き、デイヴが歩み寄ってくる。
「全く、アイツはいつまでも甘ったれで困っちまうな」
照れたように笑いながら、ジュリアの横を通り過ぎていった。
デイヴの後ろ姿からエリックに視線を戻す。
エリックは同じ場所でうなだれたままだ。
「エリック?」
そっと近づき、声をかけてみる。
エリックはゆっくり振り向き、笑顔を見せた。
「ジュリア、飯食おうぜ飯!いい加減腹減っちまった」
エリックに言われ、ジュリアは朝から何も食べていないことを思い出し、急に空腹感に襲われた。
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