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「母さんが、敬虔なクリスチャンでな。休みの日には、母さんに連れられて教会に行ってたんだ。その教会にはいつも俺を可愛がってくれる神父さまやシスターが居てさ…。大好きだったんだ」
エリックの表情が曇っていく。
「あの日俺は、五つの誕生日だった。礼拝の後、母さんと、神父さまと、シスター達とケーキを食うはずだったんだ……」
ロザリオを握る手に、力が込められていくのがジュリアにも分かった。
「そこに現れたのさ…ゾンビ共が」
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