屑星の見る夢1

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屑星の見る夢1

雨はふりつづいていた。 透明な滴で織られたカーテンの奥、凍えた両耳がかすかな響きをとらえていた。 静音モードになる自律掃討戦車(ヘッジホッグB)が、1ブロック先で索敵暖機(アンブッシュ)している。それは死神のつぶやきだった。手持ちの装備でかなう相手ではなかった。 生体探知機(センサー)に補足されないうちに、瓦礫の隙間に身体を押し込まなければ… 仰向けのまま、注意深く体重を移動しようとして、地面に泥がないことに気付いた。
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