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「……」
「ねぇ、ウェル。ここ合ってる?」
「…合ってますよ」「サンキュー。助かった」
彼女の笑顔は非常にほほえましいです。私の心の癒やしになります。
女は私のことどう思っているんでしょうか?
「お早うございます。ウェルさん」
朝の彼女は仕事のときよりもきらめいていた。
「おは…」「おはよー💕マリア」
―ちっ、邪魔な奴が…
「グリル・クレフクン。私に挨拶しないのですか?」「あら。アタシの愛しいウェル!おはよう❤」
グリルはピトッと私を抱きしめた。嗚呼、彼女が見てる。私はソッチ系ではありません。早くコイツに離れなければ。
「早く離れなさい。暑苦しい」「あぁん。つれないわね💕」
「…お二人は仲がよいですね」
え…。今何とおっしゃいましたか?仲がよい?生理的に無理だと思います。
「マリア…。どうしたの?」
「いえ。なんでもないデス」すると、彼女はツカツカと去ってしまった。
ああもう、全部コノバカのせいだ。せっかく私の癒やしタイムを…💢
「ウェル?どうしたの?」「あなたには関係ありません。さっさと仕事に戻りなさい」
「……2人ともどうしたのかしら?」
カリカリカリカリ…
気まずい。非常に気まずい状況です。私の目の前には彼女がいます。そして、よりによってあのバカがいません。どうしたら良いでしょうか?
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