求愛

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私は手紙に 『突然ごめんなさい 探してみましたが 会えなかったので 迷惑かとは思いましたが ひとまずお友達に なりたぃです このまま何の接点もなく 諦めたくなかったので もし良かったら 連絡ください 待ってます』 みたぃな内容を書いた もし本人以外の人に読まれても 極力彼が恥ずかしくない程度の内容にしておいた さて これを誰に渡すか… 結構重要なポイントだ 翌日 私は比較的真面目で優しそうで渡してくれそぅな若い駅員を探した 流石の私も年配の玄人!て感じの駅員さんにこんな浮かれた手紙を頼む勇気はない …… あれだな 私は目をつけた駅員に駆け寄り 出来る限り申し訳なさそうに可愛いツモリの態度で手紙の事を話した すると快く そして意外とアッサリと承諾してくれた そこで私は 手紙を渡して欲しい彼の 簡単な特徴を話した そう言えば名前を聞いていなかったのだ なのでハッキリとした情報は、この前話した時に聞いた年齢と住んでる場所ぐらぃしかなく、たくさんいる駅員の中でそんな少しの情報で間違えず分かってもらえるかな と、私は今更ながら少し困った しかし 「あぁ 岡村やろ」 …これまた意外と簡単に分かってもらえた様だ ……… これは初めてじゃなぃな そっか岡村さんって言うんだ 私は思った 手紙はどぅか知らないけれど 女が聞いてくるなら あいつだろ みたぃな ………まぁイケメンなので そこはしょーがなぃ 私はそのこれまた意外にフランクだった駅員さんに願いを託し連絡を待つことにした
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