間章2

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あ、もしかして昨日の夢に出てきた・・・? ・・・女の子だったのか・・・。 『・・・やはりあの時の童か・・・』 『覚えておいでで・・・?』 『ふん・・・大うつけと蔑まれ、恐れられておった俺に"カッコイイ"などと言ってきた童だ。忘れられようもあるまい』 まぁ・・・昨日の夢の状況から言えば変わってるしなぁ・・・。 『・・・お恥ずかしいかぎりにございまする』 目を伏せ、顔を赤くする女の子。 その顔には確かに、昨日の夢で見た子供の面影がある気がした。 『・・・ふん、まぁ構わぬ。御主のような女子が俺に惚れ込んだなどと、世辞だろうが気分は悪くない』 『では・・・』 『しかし、だ。それとこれとでは話が違う』 『っ!?』 『御主のような、女子が戦場に出るなど、はっ、他の国の凡愚どもに馬鹿にされてしまうわっ!』 『――!!そ、そんな!!』 ・・・酷い。 いくらなんでもこんな健気な娘を・・・。 『・・・しかしまぁ、その心意気は買ってやらぬでもない。侍女ぐらいならば取り上げてやろう』 『・・・それではダメなのでございまする・・・』 『何?』
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