第一幕

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ラピス「多分ね。ところで二人ともいつまでここにいるつもり?ここはね、朝のうちは冷たい風が吹く場所なのよ」 マックス「どうするもこうするも行くあてもないし」 ダンテ「あんたは何をしに来たのさ」 ラピス「私は、ただ朝食になるものを採りに来ただけ」 マックス「どうする、ダンテ」 ダンテ「いっそ凍え死んじまうってのはいかが?」 マックス「そんなの絶対に御免だ!だが…」 ラピス「困った人たちね。いいわ、私達の村に来てあったかい物でも食べてったら?弱ってる人は放っておくわけにはいかないものね(去ろうとする)」 マックス「待って」 ラピス「(振り返る)」 マックス「さっきは銃を向けたりして、怖い思いをさせてごめん」 ラピス「いいのよ、別に」 マックス「どうして逃げなかったんだ?」 ラピス「簡単なことよ。あなたが人を殺せるような目をしてなかったからよ」 マックス「(立ちすくむ)」 ラピス「村はこっちよ」 ダンテ「やったぜ!行こうマックス」 マックス「ああ。…不思議な人だ」
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