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ラピス「多分ね。ところで二人ともいつまでここにいるつもり?ここはね、朝のうちは冷たい風が吹く場所なのよ」
マックス「どうするもこうするも行くあてもないし」
ダンテ「あんたは何をしに来たのさ」
ラピス「私は、ただ朝食になるものを採りに来ただけ」
マックス「どうする、ダンテ」
ダンテ「いっそ凍え死んじまうってのはいかが?」
マックス「そんなの絶対に御免だ!だが…」
ラピス「困った人たちね。いいわ、私達の村に来てあったかい物でも食べてったら?弱ってる人は放っておくわけにはいかないものね(去ろうとする)」
マックス「待って」
ラピス「(振り返る)」
マックス「さっきは銃を向けたりして、怖い思いをさせてごめん」
ラピス「いいのよ、別に」
マックス「どうして逃げなかったんだ?」
ラピス「簡単なことよ。あなたが人を殺せるような目をしてなかったからよ」
マックス「(立ちすくむ)」
ラピス「村はこっちよ」
ダンテ「やったぜ!行こうマックス」
マックス「ああ。…不思議な人だ」
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