20人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
地図を広げ銃の手入れをしているロバート。
ロバート「次はどこの客船を狙うとするかな」
部屋から笑顔で出てくるゴードン。酒を持っている。
ゴードン「いい朝だね~。あ、おはようさん船長」
ロバート「はぁ。(ゴードンの酒を取り上げて一口含む)さて、次は……」
ゴードン「ロバート船長、次こそはお宝山分けですぜ」
ロバート「宝?宝など全部くれてやるわ。俺様が欲しいのは、自分が一番偉いと思ってる奴の命さ。この頃は宝にも飽きてきたからな」
ゴードン「命ねぇ」
ロバート「そうさ。目障りなものは消してしまうに限る。ところでマックスとダンテはどうした?今日はまだ顔を一度も見ていないが」
ゴードン「あっしは知りやせんよ。おい、マスキー!お前あの二人を見たか?」
マスキー「(剣の手入れをやめ、ジェスチャーで"知らない")」
ゴードン「そうか(二人を探す)」
ロバート「あの役立たずどもが!もういい。放っておけ」
ゴードン「へいへい」
ロバート「Mr.ゴードン。この辺りに島はないか?」
ゴードン「島ですかい?」
ロバート「そろそろ食い物が底をついてきたんじゃないのか」
マスキー「そういやぁ、この頃、毎日同じ食事が立て続け…ですからねぇ」
ロバート「(望遠鏡を覗く)んん、島が見えるぞ。(地図を見る)まぁ、食糧くらいはあるかな」
ゴードン「そりゃ、動物の肉がたーんとありやすぜ」
ロバート「よし、決まりだ。あの島へ行くぞ!お前は食えそうな物を出来る限り採ってこい」
ゴードン「一人でですかい?」
ロバート「当たり前だ!お前は飯の調達役だろうが」
ゴードン「イエッサー」
ロバート「俺は…金目の物を奪いにいくかな」
ゴードン「それじゃ早速行くとするか」
ゴードンにピン。
ゴードン「マックス坊ちゃんとダンテはどうしたんだか。まあいいか。おっと船長は…行っちまった!船長ー!(走り去る)」
最初のコメントを投稿しよう!