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私は、何年か振りの同窓会に出席をした。
二次会には行かず、元カレの小沢君に誘われ、二人で飲む事になり…
そこには…何もかも忘れ、ただ隣に座ってたわいもない話しをしている、彼をじっと見つめていた私…
「なんか、俺ばっかり話してんな」
「ううん、いいの話しを聞くのは大好きだから」
「そっかぁ…大好きか…なんか美穂の口から、「大好き」って言葉…久しぶりだなぁ」
「…なっ…何言ってんのよ」
「なっ!俺の家に行くか?」
「えっ…」
「久しぶりに…来いよ」
「ダメだよぉ…」
「俺…マジで美穂に凄く逢いたくて…今日の同窓会を楽しみにしてたんだ」
(そりゃ…私だって…)
私は酔った勢いで言っていると思っていたが、彼の真剣な眼差しと、お酒の力に負けてしまい…
「わかった…けど早く帰るんだからね」
「…わかった。」
そして私は彼の家へと向かった。
私は先に部屋に入り懐かしさとあの頃の記憶が甦っていた。
すると…彼は私の後ろから抱きしめ…。
「…いいよな?」
「…うん。」
その夜、私は…
妻でも、母親でもなく…一人の女になり…
彼の愛情を改めて、感じ取り…
愛されるってこんな気持ちなんだと彼に抱かれながら、感じ…
何度も彼との愛を確かめた。
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