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するともみじは
泣きながら俺に抱きつく.
「今から帰って…?」
…………………あ?
ちょっとまてこの野郎!!!
どういう事だよ!!
「ちっ違う;;一緒に陵哉の家に帰ろう?やっぱり夕夏さ…くんに悪いよ!!だから…二人で行こ?」
もみじは必死に話した.
二人で…俺の家に?
なんだそういう事かよ.
「そうだな。よし…帰るか!」
「…自家用出すね♪」
…さすがお嬢様.
やること凄いな.
俺は可笑しくなって
もみじの髪を
クシャクシャと撫でた.
久しぶりだな…この感じ.
高校ん時はこうやって
照れ隠ししてたっけ…….
「頼んだ!」
そう言うともみじは
携帯を開いて電話をした.
「もしもし榊?ジェットを出してちょうだい?今すぐにお願いするわ….ええ。じゃあね」
話し方が…全く違う.
なんか面白いな.
俺達は手を繋いで
自家用がある場所へと急いだ.
…たく。
とんだお嬢様だ.
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