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「なあ」 ビクッ。 急に話しかけられてびっくりした。 「自己紹介がまだだったなぁ」 そのアーモンド色の瞳。 「俺のこと覚えてる?」 笑うと覗く八重歯。 「忘れたとは言わせねーぜ」 薄々気づいていた。 「あんたは……」 「宮城真樹…… よろしくね。」 宮城はあのときと変わらない、 あどけない笑顔で笑った。
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