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★ヘチマ
インド原産のウリ科の一年草。日本には江戸時代に渡来したといわれる。
蔓性の植物。巻きひげで他のものに絡みつきながら生長する。花期は7~9月。雌花と雄花に別れており、直径8cmほどの黄色い花を咲かせる。自家和合性で同一株で受粉が可能である。
果実は細長く、大きなキュウリのような形をしている。若い果実は食用に、成熟した果実は強い繊維が発達するのでたわしなどに用いられる。
また、蔓を切り、切り口を容器に差し込んでおくとたまる液体をヘチマ水といい、化粧水や民間薬として使われる。
果実は成熟後、次第に乾燥し、種子の周囲が繊維で支えられた空洞となる。その頃になると果実の先端が蓋のように外れ、果実が風でブラブラと揺れるたびに、ここから遠心力で種子が振り出され、飛び出す。
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