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学校を出てすぐに
公園がある
私はいつも
帰り際にそこに寄って
煙草をふかしてから帰る
でも今日は千帆が
いるから吸わないつもりだった
公園を通り
いつも座っていた
ベンチの前で
千帆が立ち止まった
「今日は寄らないんですか?」
千帆が私に問い掛けた
「え?何が?」
私が不思議そうに聞くと
「いつもここで
煙草吸ってるの
知ってますよ。」
千帆が得意げに答えた
私が何も言えないまま
つっ立ってると
千帆はベンチに座って
話しだした
「いつもダンス部が
終わるまで教室で
時間つぶして凉先輩が
帰ってくのを確認してから
私も学校を出てこの公園の
前を通って見てたんです。
あっ!!ストーカーじゃない
ですよ!!ただ...
凉先輩がここに
座ってるのを見て
横に座れたら幸せだな
って思ってたんです..」
その話を聞いて
私は思わず
千帆を抱きしめた。
「そんな時から
私の事見てくれてた
なんて....
可愛い奴っ!!
でも今日は吸わない。」
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