ONE

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座るやいなや私は その子に怒鳴った 「ばか!あんなとこで あんなこと言ったら バレるじゃんか!!」 そう言うとその子は うつむいてしまった 私はここでやっと気付いた 言いすぎた!! その子の下の 地面がかすかに濡れてる 泣いてる事に気づき 私は焦りながら謝った 「あっ....ごめん.. わざわざ注意してくれたのに こんな言い方なかったよな。」 そう言って返事を 待ってみたが 一向に顔を上げない 五分は過ぎただろうか 私は沈黙に耐え切れず なんでもいいから 喋らないと、と思い 「名前なんだっけ?」 と思わず聞いてしまった するとその子は やっと顔を上げて答えた
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