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たまに途中で近くの公園に寄り道してしゃべったりする事もあった。
久し振りにその公園に来た2人。
ブランコに揺られながらおしゃべりする。
『大会ももうすぐだねぇ…拓ちゃんも最近調子イイみたいだし安心したよ。』
『マジで一時期はどうしようかって思ってたけど…ほんとよかった…』
こんな他愛もない会話をするだけでも、拓也の鼓動は早くなる。
すると…
『で、これ…紗織と半分ずつベンチ入りしてるメンバーの分を作ったんだけど…頑張ってね』
柊子がくれたのは…
フェルトの生地で作った、野球のボールを模したお守りだった。
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