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帰宅し、自室に行く。
ニヤけっ放しの拓也を見て、先に帰宅して部屋にいた中1の弟の俊也が怪訝な顔を見せる。
『兄ちゃん…何か無気味…』
『うっ…うるせぇっ!!』
『さては…好きな人でもできたな?』
『ななな何言ってんだよっ!!』
恥ずかしさのあまり否定しても、俊也はニヤニヤと笑っている。
俊也は昔から勘は鋭かった。
『ったく…飯食ったんならさっさと宿題でもしてろよっ。』
『は~いはい』
そういって俊也は机に向かう。
(やれやれ…)
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