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すると…
『おぉ~、これだよこれ!!』
突如ミットを構えていた3年の大久保聡が声を上げる。
彼は正捕手を務めており、拓也とも何度かバッテリーを組んだ事があった。
『はい…?』
思わず手を止め、聡に聞き返す。
『さっき受けた球…前に比べてズシッときたぞ!!お前のケガが治って調整始めた時は全くもって重さがなかった』
何がなんだか分からずに固まってしまう拓也。
『今の球はよかったぞ。嫌というほどお前の球を受けて来てる俺が言うんだから間違いない』
そう言って聡はニヤリと笑う。
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