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あれから数年が経った。
私達には子供は授からなかった……
そして………
とぅとぅ総司の病は…
限界にきていた。
「今日はいい天気ですよ」
沖田「…情けないですね…」
「何がですか?」
沖田「…私は貴方を必ず幸せにしよぅとしていたのに……ゴホッ……この様ですよ……ゴホッゴホッ」
「……私は……幸せですよ?今でも貴方の側にいられるんですから……」
沖田「……すみません…」
「何で謝るんですか!」
沖田「……貴方…一人残して私は……」
「……大丈夫です!私は……貴方と一緒にいると決めた日から…覚悟はしてますよ」
今にも泣き出しそうな神流の顔……
沖田「神流……」
その日の夜
沖田「ゴホッ……ゴホッ……」
あぁ……もぅ……私は……
最後に神流にしてやれること。
………
沖田は力を振り絞って布団から出た。
そして向かった先は……
壬生寺だった。
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