🌱尾崎総司🌱

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彼女の存在を知った私は…すぐには彼女の元には行かなかった。 こっちに戻った彼女は…絶対に混乱してるはずだから。 …あんな別れ方をした私を憎んでるかもしれないですし… 彼女の存在を知ってから一年が経った時、自分が卒業した大学に彼女は入って来ていた。私は彼女を何度か研修で病院に来ていた時に見ていた。 すぐに…抱き締めに行きたかった。 愛しくて愛しくてたまらない彼女が目の前にいたのだから。 でも…決して彼女には近づきもしなかった。 遠くから彼女を見つめる… ストーカーに近かったかもしれませんね(笑) 彼女に近付く男は全て消してましたしね(笑) あっ!殺したりはしてませんからね! 脅してただけですから。 彼女の成長を見るのが好きだった… いつもどこか遠い目をして物思いにふけてる姿を見た時はさすがに…やばかったですけど。頑張って踏み留まりましたよ。 私が彼女の前にすぐに姿を現さなかったのは…誰からも認められて…彼女の夫として相応しい存在になるためだった。 それから四年…私は最年少で大学病院の外科病棟の教授になりましたよw やっと神流を迎いに行けるとして…彼女が参加する合コンに自分も参加するようにした… そして……やっと…… 彼女を…この手で… 抱き締めることができた。
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