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学校に行く準備をする。
「真琴~もう行かないと朝練間に合わないよー」
ユウリが大声で叫ぶ
携帯を見ると…6時半。余裕だろ。俺たちは二人、剣道部に所属している。 父さんの影響だけど…
俺たち兄妹は小学生の時から誰にも負けたことない。
俺は行ってきますの一言も言わないで家を出た。
―――――――――――――――
「あれ…反抗期かしら?」
「そうかもしれませんね」
「そういう時ってどうすればいいのかしら?」
「普通にしていればいいじゃないですか。大丈夫ですよ」
「そっか…分かった」
神流は総司のために紅茶をいれる。
「そういえば…今日は神流、仕事にいかなくてもいいですよ」
「え…?」
「私と今日はデートしましょう。今日が何の日かお忘れですか?」
「……?あっ…!」
「フフ…」
総司が穏やかな顔で神流を抱き締めた。
「私と神流がこの時代で出会って再び愛を誓った日であって…結婚記念日ですよ?忘れてたんですか?」
「ぅん」
「そういうことだと思いましたよ。だから私が代わりに代わりにの人を立てておきましたからね」
神流はうれしそうに微笑むと恥ずかしそうに頬に唇を近付けた。
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