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「…進路?」
「…うん…」
私達はもう高校3年。受験が迫ってる。
「神流は絶対、医者になるべき!」
環は歩くの止めると私に向きなおり、そう言った。
「……」私の家は決して裕福じゃなぃ…父、母、弟の四人家族。父と母は私達姉弟を無理して有名私立高校に通わせてる。そんな父と母に報いるために私は必死に勉強した。そのおかげで私はいつも学年1位を保ってる。弟も同じく頑張ってる。でも私が大学に行ったら、弟の学費が…
私は就職を希望していた。就職すれば少しでも家族に余裕が出来るからだ。
でも先生達が考え直して欲しいと言ってきたのだ。それで私はさっき呼ばれてた。
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