過去①

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-*- 「ごめん!遅れたー!」 合コンをセッティングした子との待ち合わせ場所に着いたのか環は謝ってる。 「おっそいわよ!早く行かないと皆帰っちゃうじゃん」 そんなやり取りをしているのを五歩以上も離れたとこから聞いていた私。……帰りたくて仕方ない。 環達はいきなり走り出した。 ……ゆっくりでいいや。 「帰っちゃおうかな」 そう思って道を反した時、いきなり振り向いた拍子に後ろで歩いていた人にぶつかってしまった。 「大丈夫?」 私が悪いのに向こうの人が先に心配してくれた。 声から若い人だと判る。 恥ずかしくて顔を上げれない!! 「だっ大丈夫です!!」 「良かった」 私は勢いよく顔を上げて「私がいきなり振り向いてしまったのが悪かったんです!ごめんなさい!」と、謝った。
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