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サヨナラのかわりに…
あと数分もすれば
僕と君の物語が止まる
もう会えない事は
わかっているのに
明日また君からの
「おはよう」の声で
1日が始まりそうな
そんな気がする
2人が同じ夢を見て
足並み揃えて歩いた日々
もう終わったんだね
明日からは別々の道
ならば許された
残りわずかな時間で
君を壊れるくらい
抱きしめていよう
価値のない出会いも
別れもない
人の巡り合わせは
意味があるのだから
だから僕達は
この長い人生の
未来の為に出会い
離れていくんだね
強く抱きしめた
腕の温もりさえ
残されたまま
歩く帰り道
なぜだろう僕の頬を
冷たい水がすべり落ちる
なぜだろう見慣れた
コンビニのネオンが滲む
明日からは繋がらない
君への電話
もう2度とこない
僕と君の当たり前
言いつくせなかった
言葉達や
伝えきれなかった
想いも全て
強がりながら胸に納めて最後に一つだけ言いたい言葉
「幸せな時間をありがとう」
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