序章

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序章

【お伽噺】 古の世界にて。 光の女神と闇の邪神の争いがあった。 光の女神は輝く幻想を生み出し、世に光を。 闇の邪神は混沌の魔物を生み出し、世に闇を。 対立する二つの神の争いは永く続き、世界は滅びに瀕した。 荒れ往く世界を悲しんだ光の女神は、遂に決断する。 「私ごと邪神を封じなさい」 女神の守護を司る「竜」は反対した。 光の女神無くしては、輝く幻想は存在できない。 故に光の女神は、輝く幻想の拠り所を創った。 自身の姿を移した「人」 「人間」の誕生。 「人間」に輝く幻想との絆を与え、光の女神無き後の世界を託す。 かくして、最終決戦「終末の園」にて、光の女神は闇の邪神を封印する。 しかし、闇の邪神は最後に一つの呪いを世界へ放つ。 「猜疑心」 他者を疑い、妬む心。 それは、光の女神から生み出されたモノへ暗い影を落とし、混沌の魔物に付け入る隙を与える。 光の女神の尊い犠牲により、闇の邪神は封じられた。 しかし、世界に安息が訪れることは無かった。
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