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ガラッ!!
『『遅れました!!』』
俊と春人の声が教室中に響き渡………
ったハズだった。
しかし担当の先生はいない。
変わりに俊と春人の声をさえぎった二人、
沙美と達哉の会話が聞こえてきた。
『悪かったよ~(汗)』
『知らない!!』
『ほんとッごめんて~(汗)』
焦る達哉だが沙美は泣きそうになりながらも反抗している。
『おいおい(汗)どうしたんだ?』
俊が悠に聞く。
『あ、あたしも途中からで詳しくは知らないけど…。
由佳の話だと…』
―数十分前。
まだ昼休みである時間。
『えーこっちの方がいいよ~』
『いや!こっち!!』
沙美と由佳が雑誌を見て
笑いながら何か話していた。
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