第三章

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ガラッ!! 『『遅れました!!』』 俊と春人の声が教室中に響き渡……… ったハズだった。 しかし担当の先生はいない。 変わりに俊と春人の声をさえぎった二人、 沙美と達哉の会話が聞こえてきた。 『悪かったよ~(汗)』 『知らない!!』 『ほんとッごめんて~(汗)』 焦る達哉だが沙美は泣きそうになりながらも反抗している。 『おいおい(汗)どうしたんだ?』 俊が悠に聞く。 『あ、あたしも途中からで詳しくは知らないけど…。 由佳の話だと…』 ―数十分前。 まだ昼休みである時間。 『えーこっちの方がいいよ~』 『いや!こっち!!』 沙美と由佳が雑誌を見て 笑いながら何か話していた。 .
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