†始まりは…†

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今日は入学式。 「わぁ…綺麗な桜…」 目の前にあるのは大きな桜の木と校舎。 花びらが風に舞って、とても幻想的で綺麗… この風景を撮ろうと携帯を出した時、すぐ後ろで聞き慣れた声がした。 「ちょっと理沙(リサ)!何で、あたしを置いて先に行っちゃうのよ!」 「恵美(メグミ)おはよう。だって待ってたのに、全然来ないんだもん」 この子は高橋 恵美(タカハシ メグミ)。 私の親友。 中学校の時に仲良くなって以来、学校ではいつも一緒にいるの。 すごく美人で、明るい女の子。 「確かに遅かったけど置いてく事はないじゃない… てか、もうすぐ入学式だよ?早くアリーナに行かないと時間ヤバイって!」 「えっ!もうそんな時間なの!?」 急いで時計を見ると、8時30分。 あと5分しかない!! 「本当だ…!!急がないと!!」 .
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