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私には好きだった男の子がいた。
その子と遊んでいる最中に、私の不注意で転んでしまった。
痛くて泣いたら、その男の子は私に向かって……
【泣き顔、ブスっ!】
それ以来、男子というものが嫌い…
男子全員が悪いわけではないのだけど…
やっぱり初恋の子に言われたのもあって、根に持ってしまうのだ…
【泣き顔ブス】と言われてからは、笑った顔も変なのかが心配になり、笑いにくくなった。
「まあ確かに恋してる相手に、そんな事言われたら男子不信にもなるね…
てゆーか……こんなにも可愛い理沙に対してブスは有り得ないわね」
「可愛くないよ。確かに可愛くないけど…!わざわざブスって…っ!!
思い出しただけで腹立つ!!!」
思わず手に持っていたカバンを投げそうになった。
「わわわ!理沙、落ち着いて!!」
「恵美帰ろ!!」
私は恵美に愚痴を聞いてもらいながら帰った。
まさかこの学校に、これから私が恋をする人……
そして初恋の男の子がいるとは思わなかった……
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