凉宮ハルヒの転換①

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「うぅん・・・中々来ないわ。」 『SOS団』団長“凉宮ハルヒ”。 パソコンの前で唸るように机に伏せる。 「何が来ないんだって??」 「心霊現象か、神秘な出来事。」 またそれかよ。 「滅多に起こらないなんて有り得なくない??サプライズ的なのが欲しいわ。」 幽霊やUFOが普通ヒョイヒョイ出てくるか。 「・・・雨が降る回数は段々減ったわ。梅雨明けね。」 もうイイのかオイ。ってか無視されてるし。 「そろそろ雷が鳴る時期ねぇ➰」 今オレ達2人しか居ないからこんな会話が出来るのだ。って・・・ 「は?雷がどうしたんだよ?」 「ねぇキョン。人の魂って存在すると思う??」 それが何だ?・・・まぁ、あるんじゃないか。 「ある話なんだけど、雷が落ちた瞬間、近くに居た人と体が入れ替わったって話聞いたコトある?」 そんなのガセネタだろ。 「試してみたくない⁉」 ――・・・はぁっ⁉⁉ 「これなら簡単に出来そうじゃない?私、“幽体離脱”って経験したかったの❗」 なんじゃそら。訳が分からない。 「絶対やってくる❗私の勘よ。」 ――なんかそれでヘンなコト起こらなきゃいい話しだがな。
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