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「うぅん・・・中々来ないわ。」
『SOS団』団長“凉宮ハルヒ”。
パソコンの前で唸るように机に伏せる。
「何が来ないんだって??」
「心霊現象か、神秘な出来事。」
またそれかよ。
「滅多に起こらないなんて有り得なくない??サプライズ的なのが欲しいわ。」
幽霊やUFOが普通ヒョイヒョイ出てくるか。
「・・・雨が降る回数は段々減ったわ。梅雨明けね。」
もうイイのかオイ。ってか無視されてるし。
「そろそろ雷が鳴る時期ねぇ➰」
今オレ達2人しか居ないからこんな会話が出来るのだ。って・・・
「は?雷がどうしたんだよ?」
「ねぇキョン。人の魂って存在すると思う??」
それが何だ?・・・まぁ、あるんじゃないか。
「ある話なんだけど、雷が落ちた瞬間、近くに居た人と体が入れ替わったって話聞いたコトある?」
そんなのガセネタだろ。
「試してみたくない⁉」
――・・・はぁっ⁉⁉
「これなら簡単に出来そうじゃない?私、“幽体離脱”って経験したかったの❗」
なんじゃそら。訳が分からない。
「絶対やってくる❗私の勘よ。」
――なんかそれでヘンなコト起こらなきゃいい話しだがな。
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