57人が本棚に入れています
本棚に追加
/86ページ
「公開処刑だって!?」
「なんだって!」
「まだ子供じゃないか!!」
「しかも女の子だってよ…」
「女王ルキア様のお怒りに触れたのか…」
街の人々は騒いでいた。
「おお!女王ルキア様のお出ましだ!」
「なんと美しいんだ!」
街の人々は膝まずき、両手を地につけた。
4頭の白馬に光れた豪華な馬車に大きなソファーに1人の美しい女性が肘をついて現われた。
この世界アルネフィーネを統治する女王ルキアである。
「ルキア様!お聞かせ下さい!なぜ私が処刑されなければならないのでしょうか!?」
柱に縛られたミーナ・ディレルハンズが叫んだ。
「瞳の奥が気に入らない…」
女王ルキアは冷たく言った。
「そっ…そんな!それだけで…。たったそれだけで処刑てすか!?」
ミーナは取乱し泣叫んだ!
「そうだ…。それだけだ…」
女王ルキアはニヤリと笑った。
「なんと言う事だ…」
「それだけで、処刑されるのか…」
街人たちがざわついた。
「しーっ!バカ!女王に聞こえるぞ!」
「なんでも魔女だって話しだ!」
「さ…やれ!瞳を射抜け!」
女王ルキアが兵士に指示をした。
「はっ!はい!」
兵士はミーナの瞳に弓矢を放った。
最初のコメントを投稿しよう!