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「ギャァアアアー!」
モンスターに化したジョウザが叫んだ。
「液体の体なら、隅々まで電気が行渡るだろよ…」
ゼルはニヤッと笑った。
こうしてエルフ族の森の街、インパは救われた。
「ロジェ…。ありがとう。皆さんありがとう。」
エルフたちはロジェとアークたちに御礼を言った。
だが、影ではロジェの悪口を言う者も多かった。
「さぁーて、どうする?」
ケインは清々しい顔をしていた。
「もう…ここにいる必要もないしな。」
リーはエルフの街を見渡した。
「わりぃが…。俺は一緒に行かなきゃいけないようだな…。クリスタルの1人として。」
ゼルは言った。
「もちろんだ!」
サスケが腕を組んだ。
「じゃ、じゃあ~、みんな…。ありがとう!」
ロジェは寂しそうに言った。
「ロジェ…。あなたはどーするの?」
ミーナが何かを感じた。
「いっ、イヤ~…。僕はここに…」
ロジェの様子がおかしかった。
「本当にいいのか?ここににはお前の事を良く思っていない奴等も多い…」
ゼルはロジェの今後を心配した。
「でも…。俺は…。この街が好きだし…。」
ロジェは本当は街を出たかった。
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