第一画 転校!? マジで!?

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 少しの間ボーっとしているとお馴染みのチャイムが鳴り響いた。  同時に、先ほど会った檜原先生が入ってきた。 「はい、みんな席についてちょうだーい」  ガヤガヤとしながら席に座る生徒達。  そういえば、と准と隼兎は思った。  今朝、大事な伝達があると言っていたが、はたして何なのだろうか。 「急な話ですが、実は重要な話があります」  准は思わず顔をあげ、隼兎も机に肘をついたまま檜原先生を見た。 「実は……」  檜原先生は溜めるように顔を俯かせる。  数秒の沈黙。 「夜川君と陽野君が転校します」  そう言った途端、教室の生徒全員がこちらを向いた。 「えっ……えぇぇぇええッ!?」  准は暑さも忘れて席を立ち上がり、隼兎は手のひらから顔がズルリと落ちた。
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