第一画 転校!? マジで!?

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 この学校で過ごしたのはたった半年。  別れといわれてもそこまで悲しくはない。  というより、そもそも何故この学校を去らねばならないのか。 「ねぇ、なんで?」 「あのな、俺に聞いてどうする?」  二人は職員室に続く廊下を歩いていた。  今、准の頭の中は何がなんだか分からないくらい混乱していた。 「とにかく、職員室に行ってみりゃ分かるだろ」  意外と冷静な隼兎。  そうこう言っているうちに職員室の前まで来た。  隼兎は何のためらいもなく職員室の扉を開き、檜原先生を呼んだ。 「檜原先生いますか?」 「二人共来たようね、こっちにいらっしゃい」  檜原先生は手招きをして、ニコリと微笑む。  あの笑顔の裏には何が隠れているのだろうか。
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