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『犯人は一体誰なんだ?新一!』
警部はその場で目を見開いている。
だが僕が口を開くより先にエルが警部殿に言った。
『あとできちんと説明します!ただ今すぐに入り口を封鎖してください!事件関係者を外に出さないように!証拠を隠滅されたら元も子もない!!
それが終わったら先程生徒さんがいた部屋に全員を集めて下さい!!』
『よし!分かった!!』
警部は汗をかき、疲れた体に鞭打って走っていった。
僕とエルは歩いて移動しその部屋の前で警部殿を待った。
5分もしないうちに警部はやってきた。
『完全に封鎖してきたぞ!ネコ一匹でも外には出られんし、関係者は全員この中だ!』
『有難う御座います、おじさん。』
エルは頭を下げた。
『さぁ、新一!君のショータイムだ!僕は後ろに控えていることとしよう。』
エルに背中を押されて僕達3人は部屋に入った。
警部のいうとおり、長谷川と女性徒5人の計6人の人間が室内にいた。
『一体どうしたというのですか?警部さん。』
長谷川は事情を聞こうと警部に近づく。
『犯人が分かったのですよ、先生。まぁ、椅子にお座りになってお聞き下さい。』
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