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『でも先輩、あの時は誰のカップがこれっという指定は一切なかったですよ。犯人は賭けに出たんでしょうか?それがまんまと当たってしまったとか?
そうでないと誰がとるかなんて予想することは出来ませんよ、絶対!!』
と妙に自信たっぷりに僕は先輩に告げた。
その時だ。
『そうか・・・そうだよ、木津谷くん!!予想することな
................
んて出来なかったんだ!』
『え?どういう・・・』
言いかけた僕を先輩は手で制する。
『ということは・・・そうだ!では僕の時も・・・!
そういう事だったんだ!』
『先輩?まさか・・・』
優雅に見える程の仕草で先輩は振り返った。
『犯人が分かったよ。』
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