4つの殺意

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『容疑者は以下の四名です。 三井 浩人(みつい ひろと)、被害者とは友人関係にあります。 一之瀬 亜紀(いちのせ あき)、被害者の妻です。 楠田 絵美(くすだ えみ)、被害者の秘書です。 西島 修(にしじま おさむ)、今回のプレゼンの責任者で被害者の会社の専務です。 ただ今回の事件、誰が被害者に飲ませたのか分からなく先輩をお呼びだてした次第なんです。』 『犯人が分からないということかい?何か理由があるのかな?』 『はい。今回四人の容疑者の身元を洗ったところ、意外なことが分かったのです。』 『どんなことだい?』  ........................ 『四人とも被害者を殺害する ............ 動機があったということです。 それともう一つ。 身体検査をしたところ、全員から .................. 青酸カリが出てきたということです。全員が所持していたことになります。』 『ほう・・・ということは全員に殺意があるということなんだね。』 『はい。それは4人とも認めているのです。 .......................... 殺そうと青酸カリを混入したという事実を。   .................... ただ誰の毒物で殺害されたかが分からないのです。』
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