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『その後は西島さんですね。』
『はい。そうです。私が部屋にいると不機嫌な社長が入ってきました。私は機嫌を取るためコーヒーを入れました。その時、カプセルを飲み物にいれました。そしてそのまま社長に差し出しました。
が社長はお前が入れたものなんて飲めるか!毒が入っているかもしれんしな!といい、散々私を愚弄して気がすんだのか、少しご機嫌で部屋を出て行きました。結局私が入れた毒入りコーヒーには口をつけずになりました。故に私
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は社長を殺害することは失敗しました。
これで全てです。』
『分かりました。最後に奥さん、あなたですね。』
『はい。楠田さんの部屋の一件のあと私は自室にいました。すると主人が部屋に入ってきました。先ほどと違いすこぶるご機嫌でした。
飲み物でもいかが?と私は毒入りコーヒーを用意しました。その時、ドアがノックされ三井さんが入ってきました。ここにいたのかと笑いながら先ほどのピルケースを主人に渡していました。
ありがとうといって主人はそれを受け取り、仕事の電話を一本かけるのを忘れていたといってコーヒーには口をつけずに部屋を出て行きました。その後、三井さんと事件が起こるまで部屋にいました。
これで全てです。私には主人
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を殺害することは出来なかっ
..
たのです。』
『三井さん、奥様の証言は本当ですか?』
『ええ。間違いありません。』
と三井さんが認めた。
『有難う御座いました。
皆さん、ここで少しお待ちいただけますか?
警部、木津谷くん、ちょっと・・・』
と先輩は容疑者を部屋に残し外へ僕らを出した。
『確認したい事があるのですが、警部。』
『なんだ?』
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