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『じゃあ、犯人はそのピルケースに毒入りカプセルを仕掛けることが出来た人物・・』
『そう。そしてそれが出来た人物は・・・』
『分かりました!!!
.........
犯人は・・・楠田さん!
あなただ!!!!』
『え!?』
彼女は突然の事に驚き、そして僕を睨みつけた!
『あなたは被害者がいつも安定剤を飲むことをしっていた。そして、ピルケースをいつも手渡す役をしていた。
あなたならピルケースの中の
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安定剤を毒入りカプセルにす
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り替えることは簡単に出来たはずだ!』
『そんな!違います!現に私の仕掛けた毒入りの飲み物が出てきてるじゃないですか!それに私の手元にも一粒残っている!
もしあなたのいう通りなら今
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私は一粒もカプセルを持っていないことになるじゃないですか!!』
『それは・・・あなたが最初から3粒持っていたということなら説明がつく!』
『そんな!私じゃありません!違います!!』
『そうだよ。木津谷くん、彼女は犯人じゃない。』
『え??』
先輩の鋭い声が飛ぶ。
『今回は明らかに計画的犯行だ。犯人は最初から被害者の
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ピルケースに毒を仕掛ける予
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定だったんだ。
彼女が犯人なら飲み物より最初からピルケースに仕掛けるだろ?
犯人はわざと飲み物とピルケースと両方に毒を用意したのさ。
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疑いを他人に向ける為にね。
ねえ、そうでしょ。
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三井 浩人さん!』
『なにっ!』
『あなたが犯人です。あなたは最初から被害者を殺害するつもりでこの計画を立てた。』
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