w-k

15/29
前へ
/29ページ
次へ
ガラガラ… 勝手に玄関を開けて名前を呼んだ 『ミカちゃんいますかー?』 ギィギィと床を鳴らしながら貫禄のある女の人が出てきた 『どちらさま?』 ミカのお母さんだった 身体はでかくて怖そうなお母さん ちょっと動揺しながらこう言った 『ミカちゃんに謝りに来ました…ミカちゃん好きだし、でもちょっかい出しちゃったんです…』 俺はミカのお母さんに伝えた 『あら…残念だけどミカはもうパパと先に行っちゃったのよ…伝えとくね♪もう意地悪しちゃ、だめだからね。』 俺の頭を優しく撫でながら微笑んでいた 俺は一気に緊張が溶け、大泣きした さよならも言えず、ごめんねも言えずに行っちゃったって 息が出来なくなる程、大泣きした
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加