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「遊里…」
甘い声で名前を呼び。
旦那様の唇が私の唇を塞ぐ。
舌が歯の裏をなぞり、私の舌と絡み合った。
「んっ…ふあ…」
無意識に零れ出る吐息。
旦那様の舌が動く度に体が熱くなる。
大きな手が私の後頭部を覆い、ゆっくりと後ろに倒された。
舌を絡め合ったまま旦那様の手が私の胸をいやらしく揉む。
「ひあっ…」
ただそれだけで蕾がひくつくのが分かった。
ようやく離れた唇が、私の首筋をなぞる。
「んっ…あ…」
ゾクゾクする感覚に身震いし目を閉じた。
指で胸の突起を転がされ、舌で耳を犯される。
「っあ…やあ…」
あまりに気持ち良い愛撫に逃れようと身をよじった。
しかし、その体は呆気なく元の位置に戻される。
「遊里は耳が弱いからな…」
低く囁く声に恥ずかしさで顔を背けた。
「っ!」
突然胸の突起を舌で舐められ、足がびくついてしまう。
旦那様の舌はくるくると突起を弄んだ。
「あっ…やめ…てっ…」
認めたくないのに、あまりにも気持ち良い舌。
漏れる声を抑える事すら出来ない。
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