優しい手

7/7
6735人が本棚に入れています
本棚に追加
/79ページ
腰を突き上げ四つん這いになると、旦那様が私を後ろから抱きしめる。 「…遊里、愛してる…」 ドキン。 その声は私の心にまで響いた気がした。 ギシッ…。 旦那様が体を離し私の腰を両手で掴む。 「一緒にイクぞ、遊里。」 「え…あ!!」 腰がまた動き出し。 先程よりも深い場所に高ぶりが当たる。 イき過ぎた蕾からは蜜が伝い、私の太ももを濡らしていた。 グチュッ!! ヂュ!! こすれる度にいやらしい音が快感をより掻き立てる。 私は枕に顔を埋め、シーツを無意識に強く掴んだ。 「あっふぁあ!!!…良いっ、そこ…ああんっ!!」 私の体を知り尽くしているかのように動く旦那様。 「遊里…また中がキュウキュウ絡みついてきたぞ?イクのか?」 クスクスと笑っている声も、辛そうにうわずっている。 「あ!だっ…てぇ…気持ち良…ひあぁ!」 「遊里…俺ももう…。イクぞ。」 言って、旦那様がより奥まで激しく突き上げた。 「あっああ!!も…そんなにしたらぁっ!!ダメぇ………っーーーー!!!」 「くっ…!!」 目が眩む程の快感に声も出ず、ただ体を痙攣させ果てる。 旦那様もほぼ同時に私の中で白濁とした液を放った。
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!