4.愛縁機縁

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毎朝毎朝、琴音は普通科に通った。 電話も時々した。 たいてい長谷川は無言で、琴音が今日の出来事を語るだけだったが。 長谷川の手首に傷は増えて、今では二の腕に達していた。 琴音は白川に相談しようとしたが、そのたびに耳を塞がれるので、それはかなわなかった。
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