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「小野崎博士。後どれくらいで日本は沈没するんだ?」
「30.4日」
「我々もそろそろ避難するべきでは?」
「いや。私はこの国の総理だ!だから私はこの国と共に…」
「総理。」
「すまない。だが私は小野崎君や白川君と一緒にこの国を救う。」
「総理。本当に」
「いいんだ。もう。死ぬんだったら日本で死にたい。」
「分かりました。私は総理に支える国防長官だ。」
「爆弾の方ができました!博士これで…」
「よし。それでは、飛行機に乗り新潟に行く。しんかい6500の準備は完了している。総理も向こうで待機している。」
「ふぅ。これで何もかも終わるのですね。」
「あぁ。出航準備完了だな。エンジンよし。フラップよし。ブレーキよし。スピード100、120、150、185、210。出力最大!離陸!タイヤ収納。収納完了。」
「くそ!もう日本は真っ二つじゃ爆弾を起爆したところで間に合わない!」
「そんな!博士!」
「間に合わせて見せる!」
「総理!急いで!早くしないと沈没を止められなくなる!」
「嘘だろ!?」
「エンジンオン。照明オン。マグネットアームオン。」
「いいか。行ったら戻ってこられない。それでも行くんだな。」
「私は総理大臣だ。国民や日本のためなら手段など構わん。」
「分かった。それでは。」
「最後までありがとう。」
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