二章

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陸斗が採点を始めてから10分ほどたった頃採点は終わったようだ。 リクト「焔は全教科満点だ。桃依は1問だけ間違えていた。簡単だったか?」 ホムラ「簡単すぎる」 トウイ「簡単でしたよ。まぁ、1問間違えましたが」 リクト「そうか。一応日本でトップレベルの編入試験だったんだがな…。まぁいい。2人とも合格だ。クラスは1-Sだ。明後日の朝8時までにここに来てくれ。あとは寮にいって休んでくれてかまわない。これを渡しておく。寮の鍵だ。なくすなよ?寮のことは寮長にでも聞いてくれ」 陸斗が長い長い説明をしてくれた。 2人「わかった(りました)」 そういって焔と桃依は理事長室を出ようとしたが、陸斗がそれを止めた。 リクト「あぁ、言い忘れていた」 2人はまだ何かあるのかというような顔で振り向いた。 リクト「ようこそ神宮寺学園へ」 陸斗は笑ってそう言った。 2人「ありがとう(ございます)」 2人一瞬驚いた顔をしたがすぐに元にもどし、礼を言って理事長室を出て行った。 リクト「君たちの学園生活を楽しんでくれ」 その言葉は誰に聞かれるでもなく理事長室に静かに響いた。
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