14人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
陸斗が採点を始めてから10分ほどたった頃採点は終わったようだ。
リクト「焔は全教科満点だ。桃依は1問だけ間違えていた。簡単だったか?」
ホムラ「簡単すぎる」
トウイ「簡単でしたよ。まぁ、1問間違えましたが」
リクト「そうか。一応日本でトップレベルの編入試験だったんだがな…。まぁいい。2人とも合格だ。クラスは1-Sだ。明後日の朝8時までにここに来てくれ。あとは寮にいって休んでくれてかまわない。これを渡しておく。寮の鍵だ。なくすなよ?寮のことは寮長にでも聞いてくれ」
陸斗が長い長い説明をしてくれた。
2人「わかった(りました)」
そういって焔と桃依は理事長室を出ようとしたが、陸斗がそれを止めた。
リクト「あぁ、言い忘れていた」
2人はまだ何かあるのかというような顔で振り向いた。
リクト「ようこそ神宮寺学園へ」
陸斗は笑ってそう言った。
2人「ありがとう(ございます)」
2人一瞬驚いた顔をしたがすぐに元にもどし、礼を言って理事長室を出て行った。
リクト「君たちの学園生活を楽しんでくれ」
その言葉は誰に聞かれるでもなく理事長室に静かに響いた。
最初のコメントを投稿しよう!