四家の選択

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デルモーナ王国暦278年1月25日。この日セイル・ロプトセルトは15歳を迎え、祝と称して初めてピエルテのグレンドルフの屋敷に呼ばれた。 贅を尽くした食事が終わり、二階の客室碧の間に招かれたセイルの眼前に、容姿の似た幼い二人の少女が立っていた。 セイルを見るなり、金髪の姉妹の瞳が揺れた。
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